校長あいさつ

 日頃より本校の教育活動にご理解、ご協力いただきありがとうございます。県立中高一貫教育校としての本校の特色である、『国際教育』、『外国語教育』、『情報教育』、『商業教育』、その概要を紹介したいと思います。

 『国際教育』としては、姉妹校との交流が代表的なものです。姉妹校提携を行っている海外の高校は、韓国に1校(光明[クアンミヨン]高校)、オーストラリアに2校(カンブラヤ高校・アッパーヤラ高校)あり、それぞれ15名程度で5~10日間での生徒の派遣・受入を相互に行う学校間交流を、ホームスティという形で各ご家庭の協力を得ながら実施しております。交流プログラムの中での勉強や様々な教育活動を通じて、どちらの生徒も本校生も、英語や韓国語でどうすれば相手に気持ちを伝えることができるのか、四苦八苦しながら交流の日々を過ごしております。お互いに語学力、表現力、相手を理解し思いやること等の大切さを肌で感じることのできる、実り多き交流が展開されております。

 『外国語教育』としては、中学校における独自の取り組みがあり、全学年で週4日昼の時間を利用した「英会話の時間」を20分設定しております。基本的な日常会話を中心とした内容で構成していますが、英語検定対策などの時間として運用することもあります。指導には英語科教員だけでなく、学年所属の全職員が協力して指導に当たっております。この取り組みは英語検定における中学での準2級合格者輩出につながっているものと捉えております。

 『情報教育』としては、生徒自ら取り組み、情報モラル等の意識啓発に結び付けている「KJ携帯・スマホ宣言」があります。これは生徒・保護者・学校がルール作りに参画した、中高の生徒自らがより望ましい携帯電話とスマートフォンの使用ルールとは何かを考え、自らを律しながら守っていこうとするものです。さらに今年度からは、いじめをなくすための環境づくりを考えた取り組みもなされております。また、各教科・科目での『情報教育』に関連した取り組みとしては、情報機器である iPad を検索や提示、発表などに有効活用させながら、学力向上に向けた授業展開を図っていることなどがあげられます。特に、理科では教室内で不可能な大がかりな実験を iPad の動画で示すことで興味・関心を持つ生徒も多く、身近な事象を科学的に考察しようとする姿勢が見られております。

 『商業教育』としては、本校の母体校である大館商業高校商業科の流れをくむ国際情報科において、1年次には、普通教科の他に専門教科としての商業教育の基礎科目である、ビジネス基礎・簿記・情報処理を1年次に共通に学び、2年次からは自己の進路目標に応じ、情報関連科目を主とした情報コースと、経営会計コースとして経営関連科目を中心とした内容と、会計関連科目を中心とした内容を、それぞれが選択して学んでおります。なお、専門学科で学んだ知識・技能等を生かし、地元大館を始めとする地域社会や地域産業等との連携・交流にも積極的に取り組んでおります。

 なお、中高合同の式典・体育祭等の諸行事を通じては、高校生が中学生を弟や妹のように温かく見守る姿が見られます。このように人を思いやる姿勢を育むことができているのも、中高一貫教育校である本校の大きな特色のひとつに含まれると思っております。

 節目の年も過ぎ、時代の流れを踏まえ気概を持って一層の教育活動の充実に努めてまいりますので、今後ともご支援・ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

平成28年4月

秋田県立大館国際情報学院中学校・高等学校
校 長  長岐 祐輔